とことこ編集者雑記

49歳バツなし独身乙女座A型トイプー双子姉妹6歳と同居

属性

気がつくと。ライトボックスの上でラフを描いているのは編集部で私1人だけ。
漫画が大好きで、でも絵が下手だからさっさと諦めて、
でも漫画編集者になりたかった私にとっては「ライトボックストレース台」。
たとえば、過去の類似ページを参考にしながらラフを描く時
「ここにはこのくらいワード数が必要だってことは、
スペースとしてはこのくらいの面積が必要で」とか考えたら
そのページをコピーしてトレース台に乗せてその上にレイアウト用紙を置き
「ふむふむ、このくらいの大きさね」とか
「写真をもう少し大きく扱いたいから、この要素は少し削った方がいいんだけど、
そうするとどうなるのかな」てなことを考えます。
ラフの描き方は、なんだかんだいって百人百通り。
東京トイボックス」風に言うと「筆跡のようなもの」で、
なんだかグチャグチャに描く人もいれば、
ワード数を指定して、しかもジャストその面積に当て込んだ上で
作りこみをする人もいて。
で、描き込んである方が「よいラフ」かというと、必ずしもそんなことはなく。
キッチリ要素を詰め込まれると、デザイナー氏の創造というか
遊びの余地がなかったり。
もちろん逆も真なりで、キッチリ描いてもらった方が
作業を進める上で安心、という説もあり、
不完全なラフを「スミマセーン、ここどうなってるんですかー?」と
質問が来ることによって問題点に気づかされた上で、
デザイナー氏と相談して一致点を探す→何気に「一緒に作ってる感」が
高くなったりして。て、自分のパターンは最後のヤツになりがち。
よくも悪くも。
おっと、思わず真面目な話になりましたが
、編集部のみんなはポジの確認をする時くらいしか
ライトボックスを使いません。いや、ポジを選ぶときは
ライトボックスの上でというのは基本なのですが。
なんつーか、この子達(編集長以外はみんな年下)の小さい頃の遊びに
「模写」ってカテゴリーはなかったんだろうなーとか思ってみたり。
そう思うと、水の中で生活していてみんなはカエルなのにオレはサカナだった!
生活圏が同じだけど、エラ呼吸してんのオレだけ? 的な、
属性の違いに気づかされ
「道理で自分だけ息苦しいと思ったよ」な感想に到達するのでありました……。


そんな属性の違いを違いのままで描きながら
「みんな違って みんないい」な世界を作り出しているのが、
よしながふみフラワー・オブ・ライフ」。3巻出ました。
えーと既読の方には、冒頭の小道具に事寄せた私の気持ちを
ご理解いただけますでしょうか。
そして「属性」といえば巻末のおまけ漫画に大爆笑。あー面白かった。
楽しい漫画を読むと、心が明るくなります。
今日は当該号校了。明日は次号分入稿。
※ええ、とっくにポジは絶滅しました。
ライトボックスも見かけなくなり、自腹切って買いました。
ラフを切るときは未だに現役です。
13年4月28日追記。

広告を非表示にする