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とことこ編集者雑記

47歳バツなし独身乙女座A型トイプーふたご飼い。出版社勤務ですが編集部門から離れた、のか? とりあえずはてなブログにお引っ越し

属性

気がつくと。ライトボックスの上でラフを描いているのは編集部で私1人だけ。
漫画が大好きで、でも絵が下手だからさっさと諦めて、
でも漫画編集者になりたかった私にとっては「ライトボックストレース台」。
たとえば、過去の類似ページを参考にしながらラフを描く時「ここにはこのくらいワード数が
必要だってことは、スペースとしてはこのくらいの面積が必要で」とか考えたら
そのページをコピーしてトレース台に乗せてその上にレイアウト用紙を置き
「ふむふむ、このくらいの大きさね」とか「写真をもう少し大きく扱いたいから、
この要素は少し削った方がいいんだけど、そうするとどうなるのかな」てなことを考えます。
ラフの描き方は、なんだかんだいって百人百通り。「東京トイボックス」風に言うと
「筆跡のようなもの」で、なんだかグチャグチャに描く人もいれば、
ワード数を指定して、しかもジャストその面積に当て込んだ上で作りこみをする人もいて。
で、描き込んである方が「よいラフ」かというと、必ずしもそんなことはなく。
キッチリ要素を詰め込まれると、デザイナー氏の創造というか遊びの余地がなかったり。
もちろん逆も真なりで、キッチリ描いてもらった方が作業を進める上で安心、という説もあり、
不完全なラフを「スミマセーン、ここどうなってるんですかー?」と質問が来ることによって
問題点に気づかされた上で、デザイナー氏と相談して一致点を探す→何気に「一緒に
作ってる感」が高くなったりして。て、自分のパターンは最後のヤツになりがち。よくも悪くも。
おっと、思わず真面目な話になりましたが、編集部のみんなはポジの確認をする時くらいしか
ライトボックスを使いません。いや、ポジを選ぶときはライトボックスの上でというのは
基本なのですが。なんつーか、この子達(編集長以外はみんな年下)の小さい頃の遊びに
「模写」ってカテゴリーはなかったんだろうなーとか思ってみたり。そう思うと、
水の中で生活していてみんなはカエルなのにオレはサカナだった!
生活圏が同じだけど、エラ呼吸してんのオレだけ? 的な、属性の違いに気づかされ
「道理で自分だけ息苦しいと思ったよ」な感想に到達するのでありました……。


そんな属性の違いを違いのままで描きながら「みんな違って みんないい」な世界を
作り出しているのが、よしながふみフラワー・オブ・ライフ」。3巻出ました。
えーと既読の方には、冒頭の小道具に事寄せた私の気持ちをご理解いただけますでしょうか。
そして「属性」といえば巻末のおまけ漫画に大爆笑。あー面白かった。
楽しい漫画を読むと、心が明るくなります。今日は当該号校了。明日は次号分入稿。
※ええ、とっくにポジは絶滅しました。ライトボックスも見かけなくなり、自腹切って買いました。
ラフを切るときは未だに現役です。
13年4月28日追記。

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