とことこ編集者雑記

49歳バツなし独身乙女座A型トイプー双子姉妹6歳と同居

後書き

ここからはちょっと「漫画編集者」に限定しない内容になるので<後書き>としました。
結果的に自分は「漫画編集者」になることから逃げたのだといえば、そうなります。
でも、逃げることが即ち不正解だったとは思っていません。とはいうものの
最初の出版社も逃げるように辞め、ある意味逃げ続けの人生だったのかもしれません。
でも、休職中にお世話になったお医者さんに
「また編集者として働いています(これは漫画編集者になったばかりの頃ですが)」と
報告したところ「それはよかった」と言われました。
「もしこのまま実家に帰ったりして、編集者をやめてしまったら
それは挫折体験として残ってしまう。
すると、後からそれを乗り越えるのがもっと大変になるから。
それよりは、編集者を続けながらハードルをクリアする方がいい」。
で、まーなんで休職しても無職になっても実家に帰らなかったかというと、
編集者という職業に就くことについては親との確執があったから(泣)ですが
実家に帰って、次も見つけず会社も辞めて、となると
確かに「編集者人生はココで終了」の可能性が大でした。
会社辞めて2週間で次の出版社に受かったのはラッキーでしたが
それも自分が動いた結果ですし、更に動いて動いた結果、
今の会社で社会人歴の半分を過ごそうとしています。
それが漫画編集者から逃げた先、なわけですが
途中の道には「→一般誌はコチラ」の看板がかかっていたのであり、
「逃げるっていうからアレだけど、要は別の方向へ進路を定めたってことなんだなぁ」と
今の私は思っています。緊急時には、逃げてもいいと思います。というか、逃げるべき。
「なんかイマイチ」と自覚症状が出た時はすでに傾斜がついているので、重力が働いて、
自分の想像よりも遥かに速いペースで、状態は悪化していきます。
脅かすような書き方でスミマセン。でも平時だったら問題意識もないはず。
非常時だからこそ逃げるのがアリなのです。
逃げ続けたら、別天地にたどり着くかもしれないし、
そこの方が今より全然イイとこなのかもしれないし。
その辺を考えると、一見休めるようですが、立ち止まるのはあまりよくないです。
事態打開のための材料や武器、人からの助力を増やせないから。
そう、ようやくここで、
そもそものお題「ヨイコノミライ」の感想に戻ったー!!!
結末が明と暗に別れた、それは「出会いがあったか否か」によると書きました。
自分ひとりで考えてわからないことは、他の人に聞けばいい、
他の人を見て気付けばいい。
そして、気持ちを分かち合うことができればコレ最強。
本当に、よくできた結末だったと。


人と出会うという意味では、今回のエントリーが本当に想像以上に
多くの人に届きました。
リンク元をこっそり(のつもり)訪ねてニヤニヤフムフム。
付け加えられたコメントに
「なるほど、そういう現象にもこの感じを当てはめることができるのか」と知ったり。
で、何もかも10年近く前のことですので、今ガックシきているわけではないので、
ご安心を。
「『敵には強いが、味方には弱い』って、なんかアッシュ・リンクスみたいで
カッコよくね?」と、実は二ヤニヤしながら書いてましたが、
ここに共感を寄せてくださった方が多かった。
なるほど、「BANANA FISH」は売れるわけだよなぁ、と推察してみたり。


こないだ、部屋の片づけをしていたら、当時のネームが出てきました。
その著者さんから受け取ったファックスだけは全部捨てずに取ってあります。
日付を見るとちょうど10年前。
短い間でしたが、その人と出会えてよかった。
そして、仕事を続けていれば、いつかまた会えるのだとわかりました。
もし、お読みになった方に何か伝わるものがあったとすれば、それだけでも
「あの苦しかった日々は無駄ではなかったのだ」と思えます。
いや本音では
「10年後に救われるんじゃなくて今、今なんかいいことないわけ?」と
ガチで思っていたに違いありませんが>当時の私
さて、だいぶ長文となりましたので、そろそろこれにて。
最後に、ここまでお付き合いくださった皆さま、どうもありがとうございました。
そしてすべての著者&担当編集者&その卵さんたちに、幸あれ。


リアルでは、晩ご飯はお寿司ー!明日からは通常版に戻りますー。
最終回まで、プレッシャーだったー。ひー。

広告を非表示にする