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とことこ編集者雑記

47歳バツなし独身乙女座A型トイプーふたご飼い。出版社勤務ですが編集部門から離れた、のか? とりあえずはてなブログにお引っ越し

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 拾遺

ああ、いきなり予告した更新予定を守れませんでした。さすが、夏休みの宿題。
さて、更新をお休みしている間に「フラワー〜」について、
以下のようなフォローをいただきました。
ttp://d.hatena.ne.jp/mnsn/20070718
自分も、雑誌掲載時の初見では↑さん同様
「父ちゃんの顔を見て我に返った」と思いましたが、
「外にまで声が聞こえてんぞ!!」という父ちゃんのセリフのコマから
3コマ挟んで(=一拍置いて)、しかも父ちゃんの顔を見ながら(と解釈しました)
「………!」と表情が歪んだことにより→「聞こえてた?…バレた!」と
さくらねえちゃんが早合点した、そして自白に至ったような気がしたのです。
とゆーか、それは紛れもなくリアル・オレの思考回路だろ。
沈黙に耐えかねて、とりあえず叱られる前に謝っとけ(それもエライ人の方に)、
みたいな。
少なくともmnsnさんのように
「さくらが本当に恐れているのは約束を破ることというより、春太郎を
傷つけてしまうことであり、」てな意を示す文章は、感想をアップしている時には
どこをどう押しても出てこなかったというべきか。
おそらく、勝手な推察ではmnsnさんと私とで「一番しちゃいけないのは
春太郎を傷つけること」という点においては共通の認識があるような気がします。
ただ、雑誌掲載時の感想でも触れましたが、単行本P135の2コマめ
「あんたがかわいそうだと思って 知らせないでいたんだから!!」と言い放った瞬間の、
醜い感情を宿したさくらねえちゃんの表情がよく描けてるなぁと思い
(だから言及した)、つまり「春太郎を一番傷つけるのは、真実を告げること」
だとわかっていたからこそ、確信犯(←誤用)で言っちゃったんだなぁ…と思われる、
さくらねえちゃんの心情にシンパシーを感じました。
なので「こう言ったら、こうダメージを受けるだろう」と
知りながら遂行した犯行現場に踏み込まれて。衝動的ではあるんだけれども
未必の故意というよりはハッキリと殺意があった(比喩)、
「我に返った」というよりは「傷つけてやろうとして言った、それがバレた」。
だからそれもオレの思考回路だっつう。……。


あ― ――  ―――   ――――    ―――――  ←仰向けで落下中。


話が飛ぶようで飛んでいないつもりですが、昔から「国語」の授業が好きでした。
それは物語を知ることが、他ならぬ「未知の自分」を知ることにつながるから。
そして、自分を知ることで、他人を知ることができるから
(=わかる、ではない。ましてや=共感する・賛同する、でもない)。
他人を知った上で「ならば自分はどうすべきか」に思いを馳せる。
物語を味わうことは、他人と交錯するところまで辿り着いて、
ようやく完結するものだという気がします。
「作者と自分」だけの対話ではなしに。いやマジでmnsnさんと私とで
大きなブレはないと思いますよ? ただ、近いことを感じていながらも
言及する内容に違いが出たり(この場合、私にとっては、どのタイミングで
「父ちゃん」が事実を把握したかは、さほど重要ではない)。
解釈はもとより、その表出の仕方も含めて「文は人なり」といったところなのでしょう。
mnsnさん、ありがとうございました!
と、コメントやトラバなどはせず、
例によって自分のブログに延々と書き連ねてみるのでした。