とことこ編集者雑記

49歳バツなし独身乙女座A型トイプー双子姉妹6歳と同居

「大奥」「きのう何食べた?」をつなぐもの(を妄想してみた)

表題の件、同日発売出ました。
ドラマ開始タイミングでの「ダ・ヴィンチよしながふみ特集から続いてきた
キャンペーンを最高潮に盛り上げたところで「大奥」劇場版公開、という流れですかね。
71年生まれのよしながさん、特集の「少女漫画クロニクル」的インタビューで
ベルばら、ガラスの仮面と続き3番手に柴田昌弘「ブルー ソネット」の名前を見つけて、
思わずニヤリとしてしまった同世代(自分の方が3歳上)。
余談ですが西炯子「一生中2じゃダメかしら?」でも
西さんがランを模写してます。西さんはよしながさんの5つ上。
このくらいの年齢差までが同世代、なのでしょう。
ほか、愛田真夕美は「Oh! われら劣等生徒会」ではなく「マリオネット」が、
酒井美羽は「セーラーブルーの青春」ではなく「ミルクタイムにささやいて」と
なっていたところから察するに「花とゆめ」は83年連載作品の印象が強い模様。
ところで「大奥」ですが今日現在「よしながふみ 大奥 インタビュー」で検索すると
06年フジテレビの「大奥」放映タイミングでの談話が出てきます。
どうやらそこでは「83年版の『大奥』が初めての出会い」で、
「第一話で『大奥』と命名したお江与栗原小巻さんがラストで瀧山の二役をして、
大奥の幕引きをする設定も印象的でした」とあります。そして
「平成版フジテレビドラマ」「フジテレビ劇場版」などに触れつつ、ペリー荻野の
「先生のお気に入りの上様は?」という質問に対し
「83年版の家光だった沖雅也さんですね」と答えていらっしゃいます。

急逝にまつわる出来事が衝撃的に扱われ、その後の周辺が「イロモノ」的な報道をされ。
当然その余波は故人に及び、報道の熱が冷めた後は誰もが口をつぐみ。
そんな事情の結果というべきか、映像作品こそ代表的なものがいくつか残っていますが
後追いファンが入手できる沖雅也についての資料はほとんどありません。
ほぼ唯一と言っていい書籍は、
かわだわか「70年代が生んだアクションの寵児 沖雅也と『大追跡』」。
著者さんは私と同じ68年生まれ。
私自身はスコッチ刑事とキャップ(79年「俺たちは天使だ!」)を
リアルタイムで見ていましたが、78年の「大追跡」は間に合いませんでした。
沖雅也についての記述は読みたいけど『大追跡』が中心なのか−。
これ一回も見たことないしなー」と思いつつネットで取り寄せ、目次を見ると。


「スコッチが矢吹史朗になるまで」


あれ?
矢吹(賢二)+(筧)史朗?
いやいやまさかそんな…まさかねぇ。
「2LDK男2人暮らし 食費、月2万5千円也」というフレーズから、
シロさんの名前は「家計知ろう」説を見かけましたが、
沖雅也ファンとしては、勝手に「大追跡」の役名から取った説を推しておきますか。
つまりよしながさんの「大奥視聴体験」の根っこに、
迫真の演技で「家光死去」を演じた沖雅也がいて、
きのう何食べた?」のメインキャラ2人に、
実はコメディも得意だった沖の役名を振り分けた、とか。どうでしょう。
妄想もいいとこですが「大奥」「きのう何食べた?」初の同日発売という
千載一遇のきっかけを得たので、思ったことを書いておきたかった。
生きていれば還暦、60歳。佳代子さんのダンナさんとほぼ同い年。
もし大奥劇場版に出るとしたら
桂昌院役の西田敏行が5歳上だから、一番近かったのかしら。
「特別出演:永光院(有功の院号ね)」役で、
美老人となった沖雅也を見たかった気もするなー。
美老人でなくてもいい、生きてさえいてくれればなー。
そんなご本人は、急逝当日の夜に「家光死去」の回が放映されるという、
芸能界広しといえども後にも先にもないインパクト…。
78年放映田宮二郎版「白い巨塔」もラスト2回を残しての急逝でしたが、
個人的にはそれを上回る衝撃度でした。
あれからもうじき30年。小学6年生だった女の子が長じて
「逆転大奥」という物語を作り、それが映画化されるまでの月日が流れ。
いつかきっと「逆転大奥」に衝撃を受けた小さな子が歳を重ね、
また次の物語を紡いでいくのでしょう。この項終わり。