とことこ編集者雑記

49歳バツなし独身乙女座A型トイプー双子姉妹7歳と同居

森高千里は1990年にセクハラパワハラをテーマに作詞していた

表題がすべて。以下余談。

1987年にデビューした森高ではありますが
初年度は雌伏の時、2年目を迎える直前の
4thシングルから自作詞でのリリースに方向転換。
デビュージャスト3年目となる1989年5月25日の
7thシングル「17才」のカバーがスマッシュヒットするも
再び自作詞に回帰。表題のタイトルは「のぞかないで」。
10thシングル「臭いものにはフタをしろ!!」のc/w。
「怒りソング」の源流も源流でしょう。
リリースはジャスト4年目となる1990年5月25日、
当時21歳です。1990年「森高ランド」ツアーの1曲目、
シングルリリースの前にライブで公開(観に行きました!)。
c/wであるがゆえにテレビでの披露もなく
「森高ランド」ツアーそのものが、長らくDVD化されなかった
幻の音源だったので、当時からのファン以外では
あまり知る人が少ない楽曲だったのではないかと思われます。
25周年セルフカバーもやってますが
期間限定公開のリアルタイムバージョンをどうぞ。
https://gyao.yahoo.co.jp/player/00107/v09610/v0947100000000538667/

これぞセクハラパワハラに遭った女子の偽らざる心境。
歌詞を探していただければ、2番の
「名前言わないだけでも感謝しろ(JASRAC避けのため意訳)」
「死んでもおまえだけには のぞかせない」と
強い語調の裏に、どんな目に遭ったかが察せられ、悄然となります。
自分は当時大学4年生でしたが、
通学でチカンに遭ったりとかしていれば、
おおよそのところで共感不可避。当時は
「いいぞいいぞ、言え言え森高ー!」という気持ちでしたが
(森高は私のひとつ下)、2017年において21歳女子というと
ももクロのあーりんや、須藤りりぽんだったりするのですね。
娘の年齢だわ。子供いないけど。
りりぽんは「物言うタレント」にシフトしてますが
あーりんが自作詞で「のぞかないで」的な楽曲をリリースしたら
「こんなに若い女の子が、なんてヒドイ目に遭ってるの!」と
心を痛めることでしょう(筆者は現在49歳です)。
こういうことが続いてはならないです。本当に。

森高さんが「独自の展開してるなー」と思うのは、
自作詞やドラム演奏と、音楽面ばかりクローズアップされがちですが
前段として、デビューからの下積み時代に
マジで水着の写真がほぼない。画像検索しても
ポカリスエットオーディションの時のワンピースの水着姿(レオタード?)だけ。
「非実力派宣言」(89年)所収の「はだかにはならない」が、
当時の心境を歌にしたものだそうで。
デビュー直後から完全にアーティスト路線に振り切れば、
たとえば渡辺美里(森高の3歳上)に水着写真のオファーが殺到する可能性は
考えにくいですが、森高には実際にあったわけで、「だが断る」と。
そう思えば、特に意外でもない結果なのかもですが
「横位置のポスター」も、本当にないです。
美脚を生かすアングルの結果、でもあると思うんですが
「砂浜で寝そべって上目遣い」みたいな絵が絶無。
「円形で、どこを上にして貼ってもOK」という謎な凝ったポスターは作ってんのに
(確か「非実力派宣言」ライブVHSの付録だったと思います)。
「17才」(89年)では見せパン着用でパンチラ辞さず、と
相当際どい橋を渡りましたが、振り返ってみると
ブレイクスルーとなった、その1曲のみ。

奇しくもデビュー30周年となった今年、91~93年のライブを
パフォーマンスごと完全再現してみせて、新旧ファンから
絶賛されたことも記憶に新しく(参戦できず、不覚…)。
そういったライブアクトや、スキャンダル無縁の
芸能活動をたどってみるにつれ、森高の「ハートの強さ」には
脱帽します。すごいです。とはいうものの詞を追ってみると
深謀遠慮の末というよりは「やりたくないことはやらない、
その代わり、やるべきことはやる」というシンプルな
行動原理に基づくがゆえの結果なのかな、という気もします。

「私がオバさんになっても」(23才で作詞)と
今の美貌がクローズアップされがちですが、
森高が作り出した楽曲群も、ぜひ。
掘り出し物、多いですから。