読んだもの雑記

主に漫画の感想を書いていきます

はね駒 第3話

やはり緩急…。

当時の斉藤由貴はシングル「悲しみよこんにちは」と、

同日発売でセカンドアルバム「ガラスの鼓動」を

リリースしたばかり。

直前の連ドラは「スケバン刑事」だし

映画は「雪の断章」だしで、

こんなに明るく弾けるように笑う女の子だったんだ…と、

国民は驚いたんじゃなかったかという記憶。

ただ、今振り返って思うによくも悪くも

アイドル路線の作品ではなかった。

いや朝ドラなんだから当たり前なんだけど、

結婚…はともかく出産育児と「女の一代記」を

なぞっていくわけで、フォーマットとしては

「アイドルドラマ」、それも自らが地ならしをした

「スケバン刑事」ヒロイン後任の南野陽子に

この時期で男子人気は肩を並べられた感があるなぁ。

「はね駒」放映期と「スケバン刑事Ⅱ」の後半、

クライマックスに向けて盛り上がった時期が一緒。

「スケバン刑事Ⅱ」は「夕ニャン」見てた男子高校生が

そのままCXつけっぱなしで逸見さんと幸田シャーミン見て、

ご飯食べ終わる頃に始まってる、て流れだったような。

初代は一応原作に寄せた作りにしたのに対し、

2代めはもうちょいアレンジきかせられたしね。

80年の「パタリロ」連載きっかけで「花とゆめ」を

定期購読していた私にとって、麻宮サキ=斉藤由貴は

本当に無理あった。原作では作者が「ドラマ化するなら

サキ=志穂美悦子、神恭一郎=野口五郎かなー」という

書き込みもあり。アクション女優枠だったんですよ、本来は。

そこをⅡでアイドルドラマにして、ヒロインを

ドラマティックに映す→男子受けするように作ったのでね。

「女の一代記」は、どんどん泥くさくなるばかりだったのに。。

あんまり「はね駒」の感想にならんかった…。