読んだもの雑記

主に漫画の感想を書いていきます

告別式

花が棺の中に入れられた。
遺影を飾っていた花々がすべて斎場の人によって外され、
叔父を埋めるように、一同の手によって入れられた。
花が外される間、斎場が編集したDVDが流された。
叔母の文章+故人の記念写真の数々。
まだ若かりし頃の叔父や、定年の時の送別会の写真。
そして、最後に、昨年の夏の旅行の写真が映された。
兄家のチビから蹴られたサッカーボールを足で受け止める叔父。
水族館のカメを、チビと一緒に見ている叔父。
それらは、兄が撮った写真だった。
そして、その時の旅行の写真が、叔父の遺影となった
(私見ですが「モノクロの遺影」って、悲しすぎて直視できないです。
生前、交流があればなおさら。
叔父の遺影はカラーで、なんだか心が慰められました)。


くどいようですが、祖母の時とまったく同じルートで火葬場へ。
同じように別室で時間を過ごし、1時間強後、骨を収める。
どうやらチビには「先生はお星さまになった」という認識が
なされていた模様。
だから、遺影を見ても「先生」と呼びかけなかったらしく。
2歳8か月が、そこまで理解できるものかね? 賢いなぁ。
しかし、精進落としの会食の席で、会進行に
こそこそ動く兄の姿を認めると大声で「パーパー!」。
「こっちが目立たないように小さくなって打ち合わせてるのに
あんな風に呼ばれたら、みんなが『パパはどこにいるの?』って探して、
こっち見るじゃん。参っちゃったよ」と困りつつも、
デレデレの笑顔。ったく親バカめ。
そんな兄を「はいはい」と言わんばかりに見つめる、
人格者の義姉であった…。


食事の間、それぞれ指名された人が、故人の思い出を語る流れに。
といっても、ほとんどの人が語る感じになりましたが。
なにぶん家族葬。
父の涙を、久しぶりに見たなぁ。
叔父とは長年の飲み友達状態だったので。


斎場を後にし、遺骨&遺影を叔母宅に連れ帰ったところで、いったん終了。
兄家+自分は帰宅…私は帰宅後着替えて出社。30時間くらい
喪服着っぱなしだったからね。
で、始発に近い時間帯まで会社に残ってラフの続き…
まぁ車での移動時間の間は寝られたし。