読んだもの雑記

主に漫画の感想を書いていきます

通夜

出社後2時間ほどで中座、まだ午後も早い時間だったが叔父の通夜へ。
喪服に着替えて、兄の車で拾ってもらい、実家に到着。
受付といっても実質、家族葬だが、そこに生前のいろんなスナップを
額6枚ほどにちりばめて飾ることに。おお、高校生時分の私と先生(故人)が。
兄家のチビに訊いてみる。
「この人、だーれ?」
「わかんない」
「!」
……。ま、20年も経ちゃー別人だわな。と、そこへ叔母登場。
兄家のチビ「○○ちゃん(叔母のこと)…先生?」
まるで「大叔父さんはどこ?」と尋ねられたかのような口調を聞き、
叔母が大粒の涙をこぼし始めた。泣き虫の叔母だが、
この件で泣くのを見たのは初めてだった。


本当に志ん生がかかる中、式開始。「火炎太鼓」「千早振る」でした。
とはいうものの、緩急のある語り口は
「邪魔にならないBGM」になるわけもなく、
かといって「ププッ」と笑うくらい聞き入るほどには、
そちらに集中もできず。
線香はあげるが、焼香はなし。叔父の兄と友人がスピーチ。
晩ご飯の時間帯にはちょっと早い通夜振る舞い。
兄が式次第の進行、私が受付。これは祖母の葬儀の時と同じパターンなのだ。
実は祖母の時に「そろそろ危ないから、冬用の黒いコート買っときなさい」と
母に促されたのがほぼ一年前。
結局、祖母は5月まで頑張ってくれて「結局着なかったね」なんて
母には言ってましたが、まさか翌冬(=今)に、
こうして葬儀用に役立つことになってしまうとは。


この日、東京近郊では雪が降ったというウワサ。
まったく記憶がありません。
自分内非常事態だったんだなぁ。
喪服のまま帰社、ラフの続きを描き完徹のまま兄と合流、告別式へ。