読んだもの雑記

主に漫画の感想を書いていきます

お見舞いふたたび

またもや兄と駅で待ち合わせ。 まずは、検査入院する父へのお見舞い。こちらはピンピンしてる…というか、 比べてしまうと「こりゃ当分大丈夫そう」と思ってしまう。 早々に辞去し、次の病院へ。 あれからまる2日経っていないのに、 もう叔父はしゃべれるよう…

お見舞い

駅で兄と落ち合い、病院へ向かった。 叔父の弟妹が病室に尋ねてきているということで、しばらく遠慮する。 母・叔母その2の待つ控え室のようなところで待機。 そこへ、叔母その1がやってきた。 30分ほど前に、本人と、私の母と、3人で宣告を受けたばかりだ…

「ジャンプ」感想

そろそろ図書室(=本当はシューズクローゼット)が いっぱいになってきたので本を整理することに。 途中、出てきたのが表題作。 この作品も「秘密と嘘」を巡る物語。 あるいは 「バーニーズ・ニューヨーク横浜店の香水売り場で出会い、 そのまま山下町の喫…

「恋愛的瞬間」感想

文庫版2巻所収・第12話「秘密と嘘」より 「…でもねぇ 先生 私 お父さんは ○○を××れたがってるとこがあると思うの それとも ほんとうは ××れたくないのかしら?」 「それは… お父さんにもわからないだろうね」 問題行動を起こし始めた小学校(たぶん)高学年…

ダウナーな話。ご注意!

校了明けの、のんびり日に。 長年の顔見知り、 でも特に親しく言葉を交わす距離ではない、仕事上の相手。 そんな人の、思いもよらぬ訃報を聞いた。自殺。私よりも年下。 ザックリと聞いたところによると、覚悟の、 でも発作的な行動だったんだろうな という…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 拾遺

更新をお休みしている間に「フラワー〜」について、 フォローをいただきました。 自分も、雑誌掲載時の初見では↑さん同様 「父ちゃんの顔を見て我に返った」と思いましたが、 「外にまで声が聞こえてんぞ!!」という父ちゃんのセリフのコマから 3コマ挟んで(…

十九歳の地図、初夏

本人から了解を得たので、 サグチくんの7/5の日記を 文末などいじりつつ、転載。 ☆ 今日は取材先で偶然、上京1日目の沖縄県人男子と話をした。 電車の路線がむずかしいと、路線図を見つめる横顔。 「その路線図、JRだけのじゃん?」 「地下鉄はまだ無理で…

Avant Gardeの話

「ここの書体はAvant Garde-Mですか?」 「いえ、そこはただのAvant Gardeです」 最小だと8Q、もうちょっと大きいと…今回は24Qくらいか。 「1F」「2nd」だのを和文ではなく、欧文の書体に直している。 マーカーで全箇所に印を付け、1か所から引き出して …

ラフ描き

特集全体の約7割、ほぼ10ページ分のラフを描く。 やり方はいろいろでしょうが、私は編プロ氏に取材に行ってもらう前に レイアウト用紙に原寸でラフを描いてしまうようにしています。 利点 1実際に描いてみることにより、写真の大きさや必要な要素などの確認…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 その3

2巻P105より。 「貸して! 原稿用紙半分に切って作業しよう その方が早いから」 4巻の加筆修正ではまさに↑この作業が行われたのであり、その理由は2巻P102 「セリフを変えるんじゃねえんだ ただコマのテンポっつーかえーと… セリフを言うタイミングを変えた…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 その2

昨日分の日記には「副次的効果」と書きましたが。 むしろコチラの方が本旨かもしれない。 それは「コマを描き足して1ページ増やすことによって、箱割を整える」。 ※またもやネタバレご注意。 雑誌掲載時ではP139-140が見開きでした。この場合、どちらのペー…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 その1

「商業誌作品はコミックスが決定稿なんだ決定稿なんだ決定稿なんだ。 好きな漫画を全部雑誌連載でおさえてたら、時間がいくらあっても足りないし。 だから、コミックスで読めばOKなんだ。 お、応募者全員プレゼントに興味なんてないんだからねっ!」 てな感…

「雪後」「おもかげを風にあたへよ」

お骨が安置されている実家にて蔵書を発掘。2冊。梶井基次郎全集(ちくま文庫)「雪後」に引用された、 チェーホフの短篇「たわむれ」より。 ☆ 「乗せてあげよう」 少年が少女を橇に誘う。二人は汗を出して長い傾斜を牽いてあがった。 そこから滑り降りるのだ…

雨雲の上は満月

昼帰宅。3時間ほど眠ってから出社。 今日はメーデーだけど平日ではあるので、編集部は割と出社ぎみ。 自分もラフチェックを受けて、編プロ氏に投げなければいけない物件などあり。 あと、本当は5/2午前着で宅急便を出したかったけど 最終便はもう行っちゃっ…

見舞い

母+叔母+兄夫婦+チビ+自分、で祖母の見舞いに。 今回の第一報では「重篤」「あと一両日中」と言われていたが 駆けつけてみると意識はあるようで、声がすると まぶたを開け、おそらくもう見えないであろう目で見ようとし、 ツボに入った会話には満面の笑みを…