読んだもの雑記

主に漫画の感想を書いていきます

バブルよもう一度

某月某日、閑話。 叔父の納骨がもうじきである、とのこと。 無宗教だから、特に四十九日にこだわる必要はなくて、 だったら桜の咲く頃にしようか、という話が出てきているらしい。 「じゃ、今のうちにリフォームとかに出して、 喪服の肩パット、外してもらお…

告別式

花が棺の中に入れられた。 遺影を飾っていた花々がすべて斎場の人によって外され、 叔父を埋めるように、一同の手によって入れられた。 花が外される間、斎場が編集したDVDが流された。 叔母の文章+故人の記念写真の数々。 まだ若かりし頃の叔父や、定年の時…

通夜

出社後2時間ほどで中座、まだ午後も早い時間だったが叔父の通夜へ。 喪服に着替えて、兄の車で拾ってもらい、実家に到着。 受付といっても実質、家族葬だが、そこに生前のいろんなスナップを 額6枚ほどにちりばめて飾ることに。おお、高校生時分の私と先生(…

雨雲の上は満月

叔父、逝去。夕方でした。 仕事をひと区切りつけ、斎場に。母・兄はもう駆けつけていた。 昨年5月に祖母を送ったのと同じ場所だ。 当然、その時には叔父も参列した。 まさか、こんなに早く、自分が、同じ斎場から送られるとは 想像していなかっただろう。 そ…

お見舞いふたたび

またもや兄と駅で待ち合わせ。 まずは、検査入院する父へのお見舞い。こちらはピンピンしてる…というか、 比べてしまうと「こりゃ当分大丈夫そう」と思ってしまう。 早々に辞去し、次の病院へ。 あれからまる2日経っていないのに、 もう叔父はしゃべれるよう…

お見舞い

駅で兄と落ち合い、病院へ向かった。 叔父の弟妹が病室に尋ねてきているということで、しばらく遠慮する。 母・叔母その2の待つ控え室のようなところで待機。 そこへ、叔母その1がやってきた。 30分ほど前に、本人と、私の母と、3人で宣告を受けたばかりだ…

「ジャンプ」感想

そろそろ図書室(=本当はシューズクローゼット)が いっぱいになってきたので本を整理することに。 途中、出てきたのが表題作。 この作品も「秘密と嘘」を巡る物語。 あるいは 「バーニーズ・ニューヨーク横浜店の香水売り場で出会い、 そのまま山下町の喫…

「恋愛的瞬間」感想

文庫版2巻所収・第12話「秘密と嘘」より 「…でもねぇ 先生 私 お父さんは ○○を××れたがってるとこがあると思うの それとも ほんとうは ××れたくないのかしら?」 「それは… お父さんにもわからないだろうね」 問題行動を起こし始めた小学校(たぶん)高学年…

ダウナーな話。ご注意!

校了明けの、のんびり日に。 長年の顔見知り、 でも特に親しく言葉を交わす距離ではない、仕事上の相手。 そんな人の、思いもよらぬ訃報を聞いた。自殺。私よりも年下。 ザックリと聞いたところによると、覚悟の、 でも発作的な行動だったんだろうな という…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 拾遺

更新をお休みしている間に「フラワー〜」について、 フォローをいただきました。 自分も、雑誌掲載時の初見では↑さん同様 「父ちゃんの顔を見て我に返った」と思いましたが、 「外にまで声が聞こえてんぞ!!」という父ちゃんのセリフのコマから 3コマ挟んで(…

十九歳の地図、初夏

本人から了解を得たので、 サグチくんの7/5の日記を 文末などいじりつつ、転載。 ☆ 今日は取材先で偶然、上京1日目の沖縄県人男子と話をした。 電車の路線がむずかしいと、路線図を見つめる横顔。 「その路線図、JRだけのじゃん?」 「地下鉄はまだ無理で…

Avant Gardeの話

「ここの書体はAvant Garde-Mですか?」 「いえ、そこはただのAvant Gardeです」 最小だと8Q、もうちょっと大きいと…今回は24Qくらいか。 「1F」「2nd」だのを和文ではなく、欧文の書体に直している。 マーカーで全箇所に印を付け、1か所から引き出して …

ラフ描き

特集全体の約7割、ほぼ10ページ分のラフを描く。 やり方はいろいろでしょうが、私は編プロ氏に取材に行ってもらう前に レイアウト用紙に原寸でラフを描いてしまうようにしています。 利点 1実際に描いてみることにより、写真の大きさや必要な要素などの確認…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 その3

2巻P105より。 「貸して! 原稿用紙半分に切って作業しよう その方が早いから」 4巻の加筆修正ではまさに↑この作業が行われたのであり、その理由は2巻P102 「セリフを変えるんじゃねえんだ ただコマのテンポっつーかえーと… セリフを言うタイミングを変えた…