とことこ編集者雑記

47歳バツなし独身乙女座A型トイプーふたご飼い。出版社勤務ですが編集部門から離れた、のか? とりあえずはてなブログにお引っ越し

「魔法使いの娘ニ非ズ」完結!

えーと今日書店で買いました。早売りではないと思います。 著者インタビューありの小冊子目当てで「WINGS」2月号を買っており 最終回だけ読んでいて「ん? 無山はどうしてこんなことに??」などなど 疑問山積でしたが、最終刊を通して読んで、なるほど納得…

80年代アイドルの自己表現について

昨日発売の週刊ビッグコミックスピリッツが 80年代アイドルを特集しておりまして。 それきっかけで、最近チラッと調べていたものの成果など。 87年11月ー斉藤由貴(21歳)10thシングル・オリコン4位 88年3月ー小泉今日子(22歳)25thシングル・オリコン2位 8…

追悼 吉野朔実

驚きました。 最初に読んだのは「少年荒野」を高校生の頃にリアルタイムで。 狩野は自分の2つ下の1970年生まれという設定でした。 85年9月連載開始、狩野は中3の冬に文芸誌で佳作受賞でデビューします。 この頃でいうと「1980アイコ十六歳」で堀田あけみが当…

勝者の名は今井美樹

〜80年代デビュー女性歌手、最大ヒット曲ランキング ベスト58〜 (「58」の理由は後述) 約2年ほど前、「あまちゃん」ブームを受けての 「マスダ80年代女性アイドル論」が「はてな匿名ダイアリー」に投稿され。 その後、個別の歌手についての論評があり (後…

斉藤由貴デビュー30周年コンサートに行ってきた!

だいーぶあれから時間が経ちましたが表題の件。 3/14土 斉藤由貴デビュー30周年記念コンサート 「ゲスト:谷山浩子」の回に行って参りました。至福。「好きな歌手」のコンサートにたいてい1度は足を運んでいるのですが、 サイトーさんは初参戦でした。 思えば…

「大奥」「きのう何食べた?」をつなぐもの(を妄想してみた)

表題の件、同日発売出ました。 ドラマ開始タイミングでの「ダ・ヴィンチ」よしながふみ特集から続いてきた キャンペーンを最高潮に盛り上げたところで「大奥」劇場版公開、という流れですかね。 71年生まれのよしながさん、特集の「少女漫画クロニクル」的イ…

春 三景

その一 満開の桜を散らす雨。 吉田秋生「吉祥天女」のヒロイン・叶小夜子の びしょ濡れセーラー服姿を思い出すのは自分だけでいい(キリッその二 スタッフ氏の出版記念パーティに足を運ぶ。やや遠出。 この季節ならにぎわうはずの参道も人まばら。しかし会場は…

44時間後、44年後(コンサート行きそびれの件)

せっかくチケット買ってた斉藤由貴のコンサート、 すっぱりと行き忘れる。唯一取ってた、谷山浩子ゲストの日。 その事実に気付いたのは開演時間から44時間後だったっていう…。 完っ全に失念。日帰り出張とか入ってて疲れすぎた、先週。 アーティストのコンサ…

H山さん結婚ですか!

ものすごく久しぶりに更新。 Hガシ結婚かー。 68年うまれのとことこ編集者は世代的に Tちゃん、M(ともに80年歌手デビュー)にドンピシャと 言えば言えるのですが、Jで一番好きなのはS年隊の二ッキだったり。 どれくらい前から好きだったかというとメンソレ…

さよなら初恋メモリー

某月某日。「ハリウッドの元子役スター急死」のニュースを見て 「誰だろう」とクリックしたら、それはコリー・ハイムのことだった。 彼の主演作は1つしか見ていない。それが89年日本公開「ルーカスの初恋メモリー」。 昔「ダ・カーポ」という雑誌がまだあっ…

「駅」を書いた頃

「駅」は某大漫研に出入りしていた87年、大学1年の頃に、 サークルの出し物のスライド用の原作として書いたものでした。 実体験ではない。一応…。 その年の春は南野陽子「話しかけたかった」がオリコン1位、 まだ受験生だった頃の86年冬に出た、秋田書店「コ…

「駅」

この駅の改札を抜けて向って左側にある細い柱が 彼女のいつもの指定席であった。下校時、駅に着くと 彼女はトレードマークのポニーテールを 風になびかせて数分を過ごす。すると、十分と待たずに 彼女と同じ学校の制服を着た二人連れの少年が通る。 「彼」は…

母 二題

その一「氏より育ち」30代になりたての頃。とあるタイミングで実家に帰った。 「早く結婚して、孫の顔を見せてちょうだい」的プレッシャーをかける両親では ないのだが、それよりはむしろ、30代になっても「契約社員」 (※恐ろしいことに、あと4か月弱で40歳…

わかれる昼に

某月某日。某氏2名と某所で待ち合わせ。いいお天気。 タクシーを拾う。 「××寺まで」。 駅から10分足らず。 砂利を踏み、中の人に呼びかけ線香を分けてもらい、案内される。 「××家××…」 立ち止まり、無言で見つめる。 今日は墓参の道行きである。 昨年9月4…

不在の旅

某月某日。常磐スパリゾートハワイアンズに一泊二日。 メンバーは父母自分、兄一家、そして叔母。その叔母がオール旅費持ち。いやっほう。 我が家とハワイの関係は深い。といっても最近の話で、 9年前に父が定年退職した時、兄妹で両親の旅費を負担して 5泊7…

バブルよもう一度

某月某日、閑話。 叔父の納骨がもうじきである、とのこと。 無宗教だから、特に四十九日にこだわる必要はなくて、 だったら桜の咲く頃にしようか、という話が出てきているらしい。 「じゃ、今のうちにリフォームとかに出して、 喪服の肩パット、外してもらお…

告別式

花が棺の中に入れられた。 遺影を飾っていた花々がすべて斎場の人によって外され、 叔父を埋めるように、一同の手によって入れられた。 花が外される間、斎場が編集したDVDが流された。 叔母の文章+故人の記念写真の数々。 まだ若かりし頃の叔父や、定年の時…

通夜

出社後2時間ほどで中座、まだ午後も早い時間だったが叔父の通夜へ。 喪服に着替えて、兄の車で拾ってもらい、実家に到着。 受付といっても実質、家族葬だが、そこに生前のいろんなスナップを 額6枚ほどにちりばめて飾ることに。おお、高校生時分の私と先生(…

雨雲の上は満月

叔父、逝去。夕方でした。 仕事をひと区切りつけ、斎場に。母・兄はもう駆けつけていた。 昨年5月に祖母を送ったのと同じ場所だ。 当然、その時には叔父も参列した。 まさか、こんなに早く、自分が、同じ斎場から送られるとは 想像していなかっただろう。 そ…

お見舞いふたたび

またもや兄と駅で待ち合わせ。 まずは、検査入院する父へのお見舞い。こちらはピンピンしてる…というか、 比べてしまうと「こりゃ当分大丈夫そう」と思ってしまう。 早々に辞去し、次の病院へ。 あれからまる2日経っていないのに、 もう叔父はしゃべれるよう…

お見舞い

駅で兄と落ち合い、病院へ向かった。 叔父の弟妹が病室に尋ねてきているということで、しばらく遠慮する。 母・叔母その2の待つ控え室のようなところで待機。 そこへ、叔母その1がやってきた。 30分ほど前に、本人と、私の母と、3人で宣告を受けたばかりだ…

「ジャンプ」感想

そろそろ図書室(=本当はシューズクローゼット)がいっぱいになってきたので 本を整理することに。途中、出てきたのが表題作。 この作品も「秘密と嘘」を巡る物語。 あるいは「バーニーズ・ニューヨーク横浜店の香水売り場で出会い、 そのまま山下町の喫茶…

「恋愛的瞬間」感想

文庫版2巻所収・第12話「秘密と嘘」より 「…でもねぇ 先生 私 お父さんは ○○を××れたがってるとこがあると思うの それとも ほんとうは ××れたくないのかしら?」 「それは… お父さんにもわからないだろうね」 問題行動を起こし始めた小学校(たぶん)高学年…

ダウナーな話。ご注意!

校了明けの、のんびり日に。 長年の顔見知り、でも特に親しく言葉を交わす距離ではない、仕事上の相手。 そんな人の、思いもよらぬ訃報を聞いた。自殺。私よりも年下。 ザックリと聞いたところによると、覚悟の、でも発作的な行動だったんだろうな というこ…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 拾遺

ああ、いきなり予告した更新予定を守れませんでした。さすが、夏休みの宿題。 さて、更新をお休みしている間に「フラワー〜」について、 以下のようなフォローをいただきました。 ttp://d.hatena.ne.jp/mnsn/20070718 自分も、雑誌掲載時の初見では↑さん同様…

十九歳の地図、初夏

本人から了解を得たので、 サグチくん※アンテナ参照の7/5の日記を 文末などいじりつつ、転載。 今日は取材先で偶然、上京1日目の沖縄県人男子と話をした。 電車の路線がむずかしいと、路線図を見つめる横顔。 「その路線図、JRだけのじゃん?」 「地下鉄…

Avant Gardeの話

「ここの書体はAvant Garde-Mですか?」 「いえ、そこはただのAvant Gardeです」 最小だと8Q、もうちょっと大きいと…今回は24Qくらいか。 「1F」「2nd」だのを和文ではなく、欧文の書体に直している。 マーカーで全箇所に印を付け、1か所から引き出して …

ラフ描き

特集全体の約7割、ほぼ10ページ分のラフを描く。 やり方はいろいろでしょうが、私は編プロ氏に取材に行ってもらう前に レイアウト用紙に原寸でラフを描いてしまうようにしています。利点 1実際に描いてみることにより、写真の大きさや必要な要素などの確認…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 その3

2巻P105より。 「貸して! 原稿用紙半分に切って作業しよう その方が早いから」 4巻の加筆修正ではまさに↑この作業が行われたのであり、その理由は2巻P102 「セリフを変えるんじゃねえんだ ただコマのテンポっつーかえーと… セリフを言うタイミングを変えた…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 その2

昨日分の日記には「副次的効果」と書きましたが。 むしろコチラの方が本旨かもしれない。 それは「コマを描き足して1ページ増やすことによって、箱割を整える」。 ※またもやネタバレご注意。 雑誌掲載時ではP139-140が見開きでした。この場合、どちらのペー…

「フラワー・オブ・ライフ」完結 感想 その1

「商業誌作品はコミックスが決定稿なんだ決定稿なんだ決定稿なんだ。 好きな漫画を全部雑誌連載でおさえてたら、時間がいくらあっても足りないし。 だから、コミックスで読めばOKなんだ。 お、応募者全員プレゼントに興味なんてないんだからねっ!」 てな感…

「雪後」「おもかげを風にあたへよ」

お骨が安置されている実家にて蔵書を発掘。2冊。梶井基次郎全集(ちくま文庫)「雪後」に引用された、 チェーホフの短篇「たわむれ」より。 「乗せてあげよう」 少年が少女を橇に誘う。二人は汗を出して長い傾斜を牽いてあがった。 そこから滑り降りるのだ。…

雨雲の上は満月

昼帰宅。3時間ほど眠ってから出社。 今日はメーデーだけど平日ではあるので、編集部は割と出社ぎみ。 自分もラフチェックを受けて、編プロ氏に投げなければいけない物件などあり。 あと、本当は5/2午前着で宅急便を出したかったけど最終便はもう行っちゃった…

見舞い

母+叔母+兄夫婦+チビ+自分、で祖母の見舞いに。 今回の第一報では「重篤」「あと一両日中」と言われていたが 駆けつけてみると意識はあるようで、声がすると まぶたを開け、おそらくもう見えないであろう目で見ようとし、 ツボに入った会話には満面の笑みを…

哀愁的フリーライターまたは葉桜忌

昨年末、立て続けに重松清の文庫新刊が書店に並んだ。 11月「卒業」(新潮文庫) 12月「哀愁的東京」(角川文庫) 1月「送り火」(文春文庫)。 いずれも03年8月〜04年2月に単行本発売。中編集・長編・短編集とスタイルも異なる。 そして執筆期間は01年の直…

プチ同窓会

大学のゼミ同期、自分含む3名と先生。 自分以外は寄生虫博物館から(なぜ?)スタート。 自分だけ、晩ご飯から参加。完徹で入稿してたしね。 到着。1人がなんと、こなれた和服姿。 ほー、という口の形をしたところで 「××さん(私)、ADみたいな格好して」と…

賃貸と分譲、どちらが得か

この日の午前中は、調子の悪かったテレビのアンテナ調整のような作業。 「ちょっと寝て起きたら出社してラフの続き&校了の仕込み」と思ったものの熟睡、 挙句体調不良。体を休めているのに風邪悪化って、これは本格的にヤバイかも… というわけで、この日は…

後書き

ここからはちょっと「漫画編集者」に限定しない内容になるので<後書き>としました。 結果的に自分は「漫画編集者」になることから逃げたのだといえば、そうなります。 でも、逃げることが即ち不正解だったとは思っていません。とはいうものの 最初の出版社…

最終回

漫画編集者を辞めて入った編プロの試用期間が終わる瞬間に、 今の会社に契約社員として採用されました。「契約か」とは思いましたが とりあえず収入が上がるので、現ナマを掴みにいったのです。 一般誌に配属され、20代最後の半年間〜38歳の今に至るまで、 …

やってみなけりゃわからない、というのは何にでもあることで。 ○一般誌→大勢の人と共同作業→ありもの(店とか人とか場所とか)を紹介する →「自分で創る」仕事じゃーないよな ○漫画(文芸)→漫画家(作家)と打ち合わせ→(取材とかがあっても) →「無から有…

※今日の日記は比較のため、最初の出版社での仕事環境が主な内容です 一般誌だと、仕事相手はライター、カメラマン、デザイナーがだいたいワンセット。 ファッションページならスタイリスト、ヘアメイク、モデル&モデル事務所の人。 お店紹介ページならマッ…

ようこそいらっしゃいませ…? または「降りた理由」中書き

宇宙の海は〜俺〜の〜海〜♪ とハーロックを気取る度量などあるわけもなく、宇宙の海より広いネットの海で アクセス解析、とかいろんなことを気にし始めると確実に発狂すると思っていたので 普段は「リンク元」を見てニヤニヤしたりフムフムと頷いたりなどし…

「好きなこと」と「できること」は違う。 ゆるく言えば自分の適性、大げさに言えば自分の限界に向き合った上での実感でした。 当然「好きなこと=できること=むいていること」と信じて転職したわけですから それなりにショックではありました。 いやいやい…

ハイ、結論から言いますと「人と向き合えなかったから」です。 終了。 ……。 もう少しちゃんと書くと。自分は漫画にはそこそこ詳しいし、好きだし、 だから漫画の編集者なら、できるんじゃないかと思ったし やってみたいとも思っていました。他のジャンルの編…

「ヨイコノミライ」感想

ネタバレ危険!!! すでに多くの人が言及している「ヨイコノミライ」。 ハッピーエンドからバッドエンドまで、キャラクター達が迎えたラストの 振り幅の広さが「ひと言書かずにおれない」感を誘発しているのではないかと。 基本的には全員、それぞれの持ち…

「ヨイコノミライ完全版」4巻購入

のんびり夕方起床。なーんの予定やノルマもない日は…2か月強ぶりでしょうか。 うふふふ。うれしいうれしい。夕方起床、お買い物へGO! といいつつデパートに向かって、テナントの書店で漫画を買って帰ってくるのが さすが自分。それでこそ自分。「SPA!」の…

属性

気がつくと。ライトボックスの上でラフを描いているのは編集部で私1人だけ。 漫画が大好きで、でも絵が下手だからさっさと諦めて、 でも漫画編集者になりたかった私にとっては「ライトボックス=トレース台」。 たとえば、過去の類似ページを参考にしながら…

葉桜忌

もうちょっとよいコンディションの時に書きたかったような気もしますが、 日付が大事なので、寝不足の頭で一筆。 今日は、鷺沢萠の3回忌でした。ヤフートップの訃報第一報では「自殺」とは まだ明らかにされておらず、完徹で会社にいた私は、出社してきた同…

買い物編最終回・あの金で何を処分したか

以前の日記にも書きましたが、引越し前は(いつも)全然余裕がなく、 不用品も何もかもを梱包して、新居に運び込みました。というか、 何が必要で何が不要かの判断は、生活を始めてみなければ わかりませんでした。 というわけで、後から不用品引き取り業者…